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Masa / Lino Blog

Masanori Satoh ( Masa / Lino ) の徒然ブログです

JIRAを使うなら課題管理システム JIRA入門を片手に

書籍

Atlassianさん発、リックソフトさん経由で献本して頂きました。ありがとうございます。

JIRAとは

最初にJIRAについてご存じない方のために、簡単にJIRAについて、説明します。
JIRAはシェアを拡大しつつあるプロプライエタリな課題管理システム(ITS)です。先日のエントリのEclipse Foundation Surveyでも、変更管理システム部門でもシェア24.7%と堂々の1位でした。OSSの採用が大部分を占めるEclipse Foundation Surveyではプロプライエタリソフト自体が珍しいです。

JIRAはいわゆるオープンソースであれば、RedmineTracと同じようなソフトウェアです。


一方でプロプライエタリなソフトウェアにしては、珍しく、オープンソースプロジェクトや非営利組織には無償でライセンスを提供していたり、ライセンスを保有していれば開発者ライセンスのもとソースコードを利用できたり、オープンに近いスタンスを取っています。詳しくはJIRAのライセンスを確認してください。


私が好きなOSSプロジェクトでは、JenkinsTwitter4Jで使われていたりします。もちろん大手企業を中心に企業ユースでの採用も進んでいます。

本書の内容

前置きが長くなりましたが、本書の感想や特徴などを紹介します。
本書は2011年5月に発売されたJira 4 Essentialsの訳書です。
著者と訳者も、JIRAっぽいというか、開発元のAtlassian関係者ではない人たちが書いています。JIRAはユーザーに愛されているというか、そんな印象があります。


肝心の内容ですが、インストールからカスタマイズ方法、ひいてはセキュリティまで、JIRAを運用しょうと思ったら必要なトピックが丁寧にまとめられています。


また、訳書で気になるのが、翻訳のクオリティだと思いますが、本書は冒頭はやや硬い印象を受けるものの、トータルとして非常に読みやすく訳されています。


課題管理システムをキチンと運用しようと思ったら、欠かせないのが、管理項目のカスタマイズ、ワークフローの設定、認証・認可・権限、通知のあたりですが、ヘルプデスクプロジェクトでの演習を含めて詳細に解説されています。


また、本書の発売とほぼ時を同じくして、最新版のJIRA 5が登場しました。さすがに、詳しい使い方までは書いていませんが、新たな機能が紹介されているところもナイスです。


日本語で読める書籍としては本書が初です。JIRAはマニュアルもローカライズされていますが、やはり書籍という形でまとまっていると理解も深まります。


1点残念な点をあげておくと、Confluence, GreenHopper,FishEyeなどのソフトウェアのことが書かれていないことでしょうか。いずれのソフトウェアもJIRAを中心としたエコシステムを形成し、こと、ソフトウェア開発においては大きな力を発揮するツールです。まぁ、この本はJIRA入門なので、JIRAのことしか書いてなくて、当然といえば当然なんですが。
そういえば、Bambooは触ったことがないですねぇ。どうなんでしょう。単体のCIサーバーならJenkins一択な気もしますが。視野が狭い!とか言われるかもしれませんが…。


JIRAを使っているユーザだったら、手元に1冊おいておけば、よりJIRAでプロジェクト管理を効率化できるでしょう。
あと、このエントリを読んでJIRAに興味を持っていいただいたら、10ユーザまでだったら1000円でライセンスが購入できます。しかも1000円はチャリティ団体などに寄付されるそうです。ちなみに無料のTermライセンスもあるはずです。


今勢いのある課題管理システムJIRAを実際に触ってみてください。

課題管理システム JIRA入門課題管理システム JIRA入門
Patrick Li,リックソフト株式会社,大貫浩,渡辺裕美,樋口晃,小川環

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